| 2007年8月7日〜10日
財政市民委員会視察報告
次世代型路面電車でコンパクトなまちづくり (富山市)
富山市は、少子高齢社会や環境問題の深刻化、自動車利用を中心とした拡散型の都市から、次世代型路面電車(LRT)を利用し、都市機能を集約した「コンパクトなまちづくり」をめざしています。札幌市は2005年2月、路面電車の存続を決定しました。低床車両の導入が課題であることから、LRT導入により、新たなまちづくりに取り組んでいる富山市(人口約42万人)を視察しました。
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●次世代型路面電車を活かしたまちづくり
LRTは、Light Rail Transitの略で、従来の路面電車に比べて @高齢者が乗降しやすい低床車両 A騒音や振動が少ない BICカードの利用等を特徴とする次世代の軌道系交通システムです。近年、道路交通を補完し人と環境にやさしい公共交通として再評価されています。
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06年4月、富山ライトレール(株)が開業しました。JR富山港線を路面電車化し、超低床式車両を導入した全国初の本格的次世代型路面電車です。JR富山駅と富山港周辺を結び、全長約8キロ。将来的に市内電車との接続を検討、地域の活性化が期待されています。
車両購入や路線新設等の費用は約58億円で、約半分を富山市、残りを国と県が負担、事業形態は「公設民営」で、富山市が施設の維持・修繕等を支援し、富山ライトレールが運営責任を負います。この事業は、市民の寄付、電停の命名権を地元企業が取得するなど地域に支えられています。
定時・高速運行、バス等との円滑な乗り換え、シルバーパスカ事業、運転免許証返納奨励制度などにより、高齢者の外出機会の増加や自動車からの転換を促し、利用者は約5000人と、計画見込みの1日3400人を上回っています。
●札幌市特有の課題
富山市の1・2月の平均気温は2.5℃、最深積雪量は約60cmで、散水消雪で対応しているとのことです。札幌市は、低床車両の導入が課題であることから、2007年11月から2008年3月まで、冬期間の低床式路面電車の走行試験を実施します。誰もが気軽に安心して外出できるまち・札幌をめざし政策提案していきます。
※シルバーパスカ事業
65歳以上が対象、1乗車100円で利用(大人は200円)。
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